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【2024/11/28 09:24 】 |
どらま

とりとめもなく書いているので、
日記のカテゴリーに殆ど意味がないと最近気付きました。
殆どBASARAと日常しか無いもんな……。

逃走中、終わりました。長かった……
英語は、翻訳サイトのコピペなので嘘ばっかだと思います。
そもそもネズニーの姫とかって、日本語しゃべってたような……。
ところで、あそこに行くと、耳を付けても平気なのは何故でしょう?
自分は大抵、パイレーツのバンダナ付けてんですが
違和感なさ過ぎだと友達に言われます。
ただし、船長ではなく、下っ端女海賊だそうです。
そうだよね。無双だったら拠点兵長だもんね……orz

夕日向様、リクありがとうございました!先に返信をば。

佐助にうるっと!?ありがとうございます。
 これであの強欲も浮かばれます(死んでない)
 3はホント、どうなるんでしょうね?
 NPCでもいいから、明智と半兵衛をとっておいてほしいです。
 またリクいただける日を心よりお待ちしております♪

また話は変わりますが、今期はドラマを沢山見てます。
某お医者さんのタイムトラベルとか、
某侍乗り移り話とか……。
見ている時は、内容に夢中ですが、
終わった後は結構妄想に発展したりします。

その中の一つ、「坂の/上/の雲」の説教場面を
真田主従で妄想したのを、下に載せてみました。
サイト巡りしたら、他にも同じ事考えてる方が多くて
テンション上がって書いてしまったのですが、
短いので、こっちに置いておきます。
もう一個、小公女マーサ(筆頭)とかも妄想したんですが……
そっちはあまりにあんまりなんで、お蔵にしておきます。


ひゅうと、音がした。
音は筒から飛び出し、薄紫の鮮やかな煙を吐きながら空へと上っていく。
「おおっ!」
音の尻尾は見えなくなるほど高く上ると、空の真ん中で弾けた。
ぱぁんという音がして、さらさらと粉のようなものが落ちてくる。
もっとよく見たくて立ち上がると、足元の瓦が微かに動いた。
体勢を崩し、屋根にぺたりと尻餅をつく。少々痛かったが、何、どうということはない。
これほど見事に行くとは、自分でも思わなかった。
満足感がじわじわと広がっていき、自ずと顔が綻ぶ。

だが、それは一瞬でかき消えた。

「わかさむぅわぁああああああああああああああああ!!!!」
眼下には、鬼の剣幕の従者達が、一斉に走り来るのが見える。
まぁ想像はしていた。
屋根に上るな、忍小屋に入るな、中にあるものに触れるな、火薬を弄るな……
一つの行いで、いくつの約束を破ったのだろう。
だが、どうしてもやってみたかったのだ。
花火の作り方、調合の方法の書かれた紙を、手に入れてしまった以上。
「よし。」
こうなれば逃げるしかない。梯子を使えば必ず捕まる。
屋根の近くまで伸びている木を伝って降りれば、
裏手の方へ抜けることが出来よう。
立ち上がろうとして、むんずと肩を掴まれた。
「若さまぁぁぁ……」
振り返ると、黒い何かをぬらぬらと立ち上らせた忍達が数名、
頬をひくひくとさせながら立っていた。もう屋根に上ったか。流石、忍は速い。
とりあえず、えへらと笑ってみたが、
「わっ!なっ!お、降ろせ~!」
肩の上に担ぎ上げられ、あえなく御用となったのだった。

――
襖を開けると、視線が一斉に此方に集中した。
部屋の中央には、小さな主の姿。
正座させられているその周囲を、従者という従者が取り囲んでいる。
既に粗方の説教は終わったと見えて、主の背はしゅんと項垂れていた。
何も総出で説教せずとも良いのだが、主の父と兄とが遠出している今、
優しく諭し、諫めるのは、己の役目とでも思うているのだろう。
揃いも揃って、甘いにも程がある。
主はくるりと振り返った。
その下唇は微かに突き出ており、拗ねているのがよく分かる。
これだけの大人が寄って集って説教しているのに、
悪びれないのもある種大したものだ。
主は背後に現れたのが自分と解ると、寧ろ表情を輝かせすらした。
「さすけ!」
全く、反省していないらしい。
「おかえりさすけ!今戻っ……」
「ちょっと来なさい。」
猫の子のように襟首を掴み上げ、そのまま踵を返す。
「あ、あの……」
忍の一人が、おずおずと言った。
視線を向けると、自分より年長であるはずのその忍は、
何故か畏まって敬語で言った。
「その……何というか……若さまももう悔いていらっしゃると思うのですが……」
摘み上げている主を見下ろすと、主はじっと此方を見上げていた。
目があったのに気付くと、慌てて逸らし、また口を突き出している。
「………わかってない。」
すぱんと襖を閉め、廊下を歩き出す。従者達は、それ以上何も言わなかった。

――
己を「説教部屋」から連れ出した忍は、手近な空き部屋に自分を放り込むと、
すと腰を下ろした。仕方がないので、此方も正座しておく。
「何用だ……。説教ならば、もう聞き飽きたぞ……」
忍は黙って座っていた。折角数日ぶりに顔を合わせたというのに、
何も説教せずとも良いだろう、と言いたかったが、
その無表情が恐ろしく、とても口には出せなかった。
「若さま。自分のしたこと、わかってないだろ。」
忍は、低く呟いた。
「わかっている……。だから、もう花火はせぬと言うて……」
「わかってないよ。」
言葉は、ぴしゃりと遮られた。忍の表情は相変わらず「無」のままで、
顔をしかめて項垂れるほか無かった。
痺れてきた足をもぞもぞ動かすと、溜息が漏れた。
この退屈な説教はいつまで続くのだろう。もっと話したいことは山とあるのに。
そんなことを考えていると、忍が動いた。懐から、何かを取り出す。
「若さま。」
忍はそれを畳に置き、すっと此方へ押し出した。
それは、鞘に収められた短刀だった。
「さ、さすけ?」
忍はすっと姿勢を正した。微かに伏せた目が、静かに短刀を見つめている。
「さ……さすけ?その……」
「俺も、すぐに逝くから。」
言われた意味が、さっぱり分からなかった。忍は顔を上げ、しかと目が合うた。
その目は、生涯忘れようもない。黒い石のような、冷たい色をしていた。
「死んで。」
全身の血が、ぞくりと音を立てたような気がした。
言葉も、音も、表情も、全てが恐ろしく感じられて、目眩がするほどだった。
足が、腕が、歯が、かたかたと震え出す。
忍は表情を変えず、短刀を手に取った。金属の擦れる、微かな音がして、
鈍く輝くその刀身が露わになる。身体が、益々冷えていくのを感じた。
「あ……」
逃げ出したいほど恐ろしいのに、指先一つ動かない。
ただ、情けない声が漏れるのみだ。
忍の顔が、ふっと和らいだ。
いつの間にか呼吸も止めていたようだが、その顔を見て漸く微かな安堵の息が漏れた。
しかし、それも束の間だった。
「………自分じゃできない?」
刃が、自分の首元に押し当てられていた。そのまま引けば、皮など容易く引き裂くだろう。
「俺がやっても良いけど、若さまは武士の子だ。
 自分のしたことには、自分で片を付けるべきだよね。……さぁ。はやく。」
「……っ!」
刃が恐ろしいのと、殺気が恐ろしいのと、自分が情けないのと、
これほど嫌われたのが哀しいのと、道連れにしたくないのと、死が恐ろしいのと。
もう何が何やら何やら解らなくなって、気付けば床に伏して蹲っていた。
「ごめ……なさ………ごめんなさ……。さす……ごめん……さぁい……。」
ただひたすらに、侘びの言葉を繰り返した。

――
短刀を置き、主に向き直る。
「火薬ってのは、怖いんだよ。
 火の粉が飛んだら、城を全部焼き払ったかも知れないんだ。」
「………もう……しません……。ごめんなさい……」
主はもうこれ以上小さくなれないほど小さくなって言った。
「それだけじゃないよ。音に驚いて、屋根から落ちたかも知れないし……
 暴発したら、若さま自身が死んでたかも知れない。」
主は微かに顔を上げた。大粒の雫をぼろぼろと溢し、鼻は真っ赤になっている。
「俺は……若さまを傷つける奴は絶対許さない。それが………若さまでも。」
「……。」
主は口を微かに動かした。何と言っていいのか、迷っているようだ。
「約束。覚えてるよね?」
そう問うと、主ははっと目を開き、かくかくと頷いた。
「屋根に上らない……火薬に触らない……」
指を折りながら、一つ一つ挙げていく。未だに怯えているのか、手が震えていた。
自分が怯えさせておいて申し訳ないとは思うが、思わず顔が弛みかける。
「他には?」
何とか持ち直し、顔を覗き込む。主は必死に考え込み、うんうん唸りだした。
ついに堪えきれず、ふっと笑みが零れてしまう。
「ただいま。」
言われた意味が分からなかったのか、主は目をぱちぱちと瞬かせた。
「俺も約束破っちゃ、駄目だよね。」
「……っ!」
漸く安堵したらしい主は、殆ど頭突きのように胸に顔を埋めてきた。
震える声と、熱くなった顔を目一杯擦り付けて、主は何度も「すまぬ」を繰り返す。
胸にはたはたと雫が零れるのを感じて、その背にそっと、掌を載せた。

――
とん、とんと、一定の間隔で、忍の手が、背を軽く叩いていく。
その手が、先程短刀を突きつけたものと同じとは、到底思えなかった。
「もう、落ち着いた?」
忍の声がした。小さく首を振り、再び顔を埋める。
忍は苦笑しながらも、背を優しく叩き続けた。
「帰って来るなり花火騒ぎとは……少しは俺様を休ませてよね。
 花火の作り方なんて、どこで覚えたの。」
「忍隊の者等に見せてもらったのだ……。
 その時一枚だけ忘れていったので……それを……」
「アイツ等……」
忍は頬を引き攣らせ、眉間に皺を寄せた。
怒っているようだが、自分に対してではないらしい。
「若さまも若さまだよ。なんでそんなもの作っちゃうんだよ。」
まぁ、あの図面だけで作れるのは正直大したものだと思うけど、と忍は付け加えた。
「………見えるかと思うたのだ。」
「見える?」
「そろそろ……帰ってくる頃だと………聞いたのだ。
 だから……出来るだけ……遠くからでも……見えるようにと……」
背を叩く感触と、耳に響く鼓動と、包まれている暖かさと。
泣き疲れた子どもが、その心地よさに勝てようはずもなく、瞼が重くなる。
「早う……帰ろうと……思う……ように……」
意識がくらくらと遠くなり、すうと眠りに落ちていく。
完全に落ちてしまうほんの少し前、
困ったような声が、聞こえた気がした。
「まったく、困ったお人だよ………」

 

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【2009/12/07 16:24 】 | ゲーム(BASARA) | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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